2012

年の瀬

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年内最後のオーダーのベビーブーツ。
可愛くて見てるだけで、思わずにんまりしちゃいます。
お正月に持って行かれるそうで、ギリギリ間に合うように本日お届けしました。
良かったー間に合って。

年内最後のワークショップは昨年よりもちょっと多くの人が参加してくれて、大掃除もはかどり、おでんを囲む会ものんびりと私達らしく出来ました。みんなで美味しいご飯を囲むのは、近況報告をしたり、いつもは気がつかないその人のひととなりが分かったりして楽しいです!が、私は連日のハードなスケジュールで、おでんでお腹が満たされた頃には少々ぼんやりしてました。すみません。でも他のみんなもそんな感じだったかも。
年の瀬には、みんなの靴も次々と仕上がりましたので、またゆっくり紹介していきますね。
今年はみんなの靴作りの腕も上がった気がします。それぞれが考えて手を動かしているので私は見ているだけの時間が増えたようです。良いことですね。一緒に「場」を作ってくれるみんなには感謝です。
来年も、きれいになった工房で気持ち良く迎えられそうです!
みなさん差し入れもありがとうございました。

Merry Christmas


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dayムートンルームシューズのワークショップに参加してくれたSさんから、お家で完成しました!と素敵に並べて写真が送られてきました。
私にとって、心がほっと暖まるような嬉しい一枚です。

赤のスエードはやっぱり可愛いですね!
オーダーのベビーシューズでもこの時期は特に人気がありますし、年明け早々のワークショップでも選んだ人がいたりして、年内に裁断した分で今年も使い切りました。
工房ではメンバーみんなへのクリスマスプレゼントの争奪戦ができたり、今年も無事に一年が終えられそうです。残りわずかになりましたが、皆さんも素敵なクリスマスをお過ごしください。

 

Practical shoes

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美術大学の卒業制作に、自分ブランドの靴を独学で数足作ったというOさん。
製本された素敵なカタログからは努力の成果が見えていました。
撮影用に作った靴だったので、「この靴をちゃんと履いて歩ける靴として
つくりたい!」と、真っ直ぐな気持ちで靴作りをはじめました。
足の計測から、フィッティングモデルを作り、デザインとサイズのチェック。
素材は独学でつくった靴と同じ革を使い、製甲用ミシンにグラインダー(こちらは手慣れたものかな。)を使って、今までのモノづくりとは違った工程の多さと奥の深さ、それからモノ大切にする心を感じてもらえたのではないでしょうか。
おそらく一番ヤングなメンバーなのでみんなの刺激にもなって良かったです。
やっぱり女子はパワーがありますね。
いくつになっても、頼もしく、楽しむ気持ちがたいせつです。
私も頑張ろう!そう思わせてくれたOさんでした。

Pink&Brown

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すでに3足を作っているFさんのお友達で、今年からワークショップに参加しているTさん。
思わず笑みがこぼれてしまう、記念すべき最初の靴が出来上がりました。
木曜日のお昼のくらすはいつも和気あいあいとしていて、わいわい、時にはしーんとして、モノづくりを通して日々楽しい空間が生まれています。
最初の靴がかっこいい感じの内羽根でしたので、お次ぎは少しカジュアルなデザインに、木型も変えて制作中です。

ならべて

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いつもは工房を開けていない火曜日を使って、モカシン2日間のショートくらすを行いました。
お二人とも隣町なので、ご近所さんかな。
昼間のくらすは休日のように、ゆっくりと時間が流れているように感じます。
ご自分でも手作りをされている方々ですので、 最終日にはお茶も出来るくらい、作業は順調に進みました。アッパーを縫い、踵には芯を入れ、天然ゴムのソールを貼って、木型を抜く所はちょっと緊張でした。中敷にはお名前と「Hand Made」の活字を入れて出来上がりです。
二足ともグリーン系でしたが、こうして仲良く並べて履いてみると、それぞれの個性が出ていてとてもお似合いでした。修理も出来ますので、大事にたくさん履いてくださいね。

偶然も重なって、地域での良い関係が出来つつあります。
そんなヒトとコトが繋がり、生まれてくる毎日にワクワクしながら過ごせる事は楽しいです。

はじめてのくつ

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ちょっとおおきな「はじめてのくつ」を履いた写真を送ってくださいました。
どんなデザインがいいか、色はどうしようか、お母さんはたくさん悩んで考えていました。
外国の靴みたいな、想いがこもった靴を履いて、つかまり立ちをしている姿がとても微笑ましいですね。すくすくと、一歩一歩、元気に成長してください。


一人仕事をしていると、言葉にできないくらい嬉しいことがたくさんあります。
時には悩んで、苦戦して、疲れちゃう時もあるけど、そんな時は支えてくれる方々やたくさんの喜びを思い出し、また次の仕事をコツコツとやっていきます。
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Room shoes

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この間の日曜日は、みんなでルームシューズをつくりました。
縫い終わらなかった所はお家での宿題になりましたが、ふかふかのムートンとスエードの履き心地に大満足していました。
日曜ワークショップはしばらくお休みですが、Eventページで告知してますように、1日・2日だけの「ショートくらす」は通常のワークショップの時間でも体験出来るようになりました。
ご希望の日と通常くらすの空き状況とをご相談して、ご参加いただけます。
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歩く

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こちらは土曜夜メンバーのOさん、少し前に出来上がった靴ですが完成した時のみんなの表情がとってもいいので、振り返ってでも少しずつ載せていった方がいいなと思いました。(写真をクリックしてみてくださいね。)
手をかけてそれぞれが思い想いにつくったクツは、大切にずっと使える自分だけの道具となります。必要な物を必要な分だけつくると言うすごく自然な事をしているだけだけど、今を生きている私達にとって大事な事柄なんだと思います。

どこかで聞いた言葉ですが、「歩く」という文字は、少し止まると書きます。
日々変わりゆく仕事が楽しくて、夢中で走り続けた時もあるけど、見逃してしまいそうな小さな幸せや喜びをもっと感じられるよう、心がけたいなと思いました。数年越しのロングブーツやずっとつくりたかった革のボレロをこの冬こそカタチにしてみようかな。時には、少しだけ止まって感じる時間も大切かもしれませんね。

モカシンの花

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昨日は秋のモカシンワークショップの最終日。 きれいに花咲きました!
途中まで順調なスピードで進んでたのですが、後半は失速気味。ちょっと時間オーバーしちゃいましたが、無事に全員のインディアンモカシンが完成しました。早く作業の終わった人も、最後まで見守ってくださっていたので、みんなで記念に撮れました。
やっぱりイベントに参加されるのは器用な方ばかりで手縫いはサクサク出来ていました。踵に釘を打つのが結構難しかったようです。カナヅチなんて普段使わないもんね。

今回のように日曜日のイベントとして行うのは、既に告知してます来月開催のルームシューズのワークショップを最後にする予定です。(こちらはまだ募集してますので興味のある方はご連絡ください。友達との参加やプレゼントとしてもどうぞ。)
やりたい気持ちはあるのですが、これからもずーっとモノづくりを続けて行くための、苦渋の決断です。
みんなの幸せを日々考えて、自分も楽しくなる技術を磨いていきます。

Pink Blucher

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Yくん、初めて制作の靴。
ピンク×クロのコントラストがとっても素敵です。パイピングはある程度ミシンの技術を要しますが、扱いに慣れていましたので一足目からチャレンジしました。
これは成功ですね!
本人も満足気で嬉しそう。
出来上がりの完成写真では本当にみんないい顔をしています。
これが一足、丸ごと自分の手で靴を作った達成感なんだな。

Coin Case

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工房見学に訪れた人がいる中、時には半数以上の人が靴じゃないモノつくっているという不思議な工房ですが、それもまたオッケーです。しばらく靴作りをしていないとメキメキとヤル気が増して来て、早く靴を作りたくなったりしますしね。
他の物作りと靴ではやっぱり完成時の達成感が違います。簡単に出来ないから楽しい。より良いものを求めて手を動かす。それは、人間の本質だと思います。

こちらのコインケースはだんなさんのバースデープレゼントにOさんが作りました☆
中はジャバラになっていて収納力バツグンです!何やら中の革の目立たない所にメッセージを入れていましたが、そこは遠慮しまして、じっくり見ておりません。私も欲しくなりました。
今度は靴まで作ってあげるそうなので楽しみです。
最近は他のメンバーさんも彼の靴を作っていたり、息子さんの靴を作っていたり、結婚式にサプライズで靴をプレゼントしたいなんて話も耳にしてます。
わたしも、そんな幸せな日常に触れられて嬉しいです。

真夏の洋裁ワークショップ

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木曜日のお昼のくらすの方々の企画で、8月に洋裁ワークショップを行いました。
先生は靴教室メンバーの吉野さん、ご自宅で洋裁教室を開いています。
みんなが使った、たくさんのミシンは土曜くらすの佐藤さんが大きな車で運んでくれました。
カタチは3種類の中から選び、シルエットなどはその場でアレンジしました。
私も家庭科の授業を思い出し、いつもとは勝手の異なるミシンに奮闘し、真っ白なワンピースをつくりました。ロックミシンが楽しかったなぁ。
みんなが工房を次々にイキイキした場にしていく、そんな毎日が楽しくてしかたありませんPasted Graphic 107Pasted Graphic 108Pasted Graphic 110Pasted Graphic 109Pasted Graphic 111Pasted Graphic 113Pasted Graphic 112

2days Workshop

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秋にもやります!
Eventページにてインディアン・モカシンの2daysワークショップの募集を開始しました。
既に若干名ですが、興味のある方はご連絡お待ちしています!

楽しかった夏があっという間に過ぎ去ろうとしています。
今年は特にイベントがあったり、おかげさまで日々忙しく過ごしていました。
先日急に首が回らなくなり、疲労だと医者に告げられ、気がつけば9月、ブログの更新もだいぶ遅れていますね。
それでもまだまだやりたい事が次から次へと。少しずつ実現していきたいと思います。
ワークショップでは続々とみんなの靴が出来上がり、紹介出来なくなってきましたのでMebmers Shoesのページにアップしましたので、力作を見てくださいね!
これから作る靴の参考にもしてください。

こちらは夏の2日間で行ったサンダルワークショップのみんなでの記念写真です!
ほとんどの方が都内から来て参加してくださいました。ご苦労さまでした。
本当はもう一名、キャメルちゃんがいたので写ってなくて残念ですが、みなさん履いてくださっているといいです。

ARTIST MARKET Vol.17

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今年も横浜赤レンガ倉庫で行われる「あ~てぃすとマーケット」に出展します!
HansABO812日日曜日の1日のみの参加となります。ブースNO.17でお待ちしています。

今回は8月に開催という事もあって、みんなに体験してもらえるようなイベントにしたいと思い、「箔押し体験」が出来る革のストラップ作りを行います。全て異なるデザインで用意しましたのでお気に入りを見つけてくださいね
それから、ベビーシューズ、ガマグチなどの展示即売、それから秋冬のイベントワークショップの告知などを予定しています。
私も一日会場にいますので、夏休み時間がありましたらぜひ遊びにいらしてくださーい

Sneakers

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ワークショップでレザーのスニーカーが完成しました!
一足目のBさんですが、器用な方なので、難しい製法にもチャレンジしました。
つり込みをした後、出し針ですくい縫いをして、アッパーとソール部分をぐるっと一周縫い上げました。修理の可能なようにソールもしっかり貼っている所も注目です。
初めてでこれだけの事が出来るのだから、みんなの作る力は凄いですね。
途中針が折れたりトラブルもありましたが、無事に記念の一足が出来ました。

どういうわけか、みんな、スタートや作っているデザインや製法は様々なのに、作業工程が重なって来る事が多いこの頃です。
ミシンが込んでいる時はミシンに集中し、つり込みの時はみんなで力を入れてつり込み、今は底付け作業を進めているメンバーがたくさんいます。ってことはこれから続々と仕上がって来るので楽しみですね。
なるべくたくさん紹介出来ますように。

Leather Strap

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そろそろ梅雨明けでしょうか?
梅雨、真っ只中ですが、先日めでたく誕生日を迎えました。歳は秘密にします。
お祝いのメッセージ、ありがとうございました!
ブログを見ていたら靴ばっかりでしたので、このジメジメとした気分を変えて、革のストラップをアップします。

小物作りにはまっているKさん。
初めは自分用にと作っていましたが、次々に革を選んで、箔押し、箔押し、箔押し、、、!とご友人の名前や裏には誕生日を入れたりして、プレゼントをたくさん製作しておりました。
そして意外なセンスを発見したり、小物作りも時には楽しいものです。
貰った方もきっと喜んでくれたでしょうね。

Short Boots 〜BND〜

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もうひとーつ!
ブーツが完成していたので、8月になったらさすがに暑苦しいですし、アップしておきます。
ぽこっとしたトゥとオシブチの赤いラインが決め手です☆
ベーシックだけど拘りがあって、Tさんらしいブーツが出来ました。
デザインを考えるのも、つくるのもすべて体に合わせて自分の手と頭なのだから、当然かもしれませんが、凄く似合っています。
こんなにぴったり出来ちゃって、羨ましいものですね。

Long Boots

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バッファロー(水牛)とゴート(山羊)の革を使い、ロングブーツが出来ました。
なんだかワイルドな感じがします。
はじめての方によく、ブーツは難しいですか?と聞かれますが、そんな事ありません。基本的な作り方工程は普通の靴と同じですから。ただ、筒の部分のミシンはちょっと縫いにくいのでみなさん苦戦しているようです。夏目前ですが(笑)、冬が待ち遠しいですね。

6月は工房始めて以来、たくさんの方が見学に来られました。
全員ではありませんが、縁合って、ここで靴づくりを始める方も増えました。
そんなメンバーさん達から私は学ぶ事ばかりですが、共に分かち合える喜びと、暮らしをつくる事柄を大切に、考えていきます。

Gray strap

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先日、浅草に仕入れに行ってきました。スカイツリーを目前に観光客にまぎれながらせっせと仕事してまいりました。
今回のメインの目的は7月開催予定の「サンダル・ワークショップ」の素材選びです。
イメージに合った革の注文が出来て、一安心です。たくさん声をかけて頂いているので、早くサンプル(って言っても、もっぱら自分用なんです。)を仕上げてお誘いしたい所です。
今月中旬にはみなさんにお知らせ出来ると思いますので、お楽しみに。

通常のワークショップも月々に新しいメンバーが加わり、色々と変化も出て来ました。
やりたい事も増え、みんなのアイディアが工房の在るカタチとなりつつあって、時にはパンクしそうになる時もありますが、やりたい事があるって素晴らしいし、何より毎日が楽しくなるのだから、出来る限り実現していきたいと思います。
「みんなで天然酵母のパンを食べよう!会」とか、靴を大事に履くための「miniくつべらワークショップ」とか、ヌメ革を自分の手で加工して靴をつくるワークショップや、また靴工房では扱わない、素材作りのワークショップなどもやりたいと思っています。興味のある人は声をかけてくださいね。

写真は注文靴。
最近では少なくなってきていますが、丸ごと一足を作る事は大事ですね。自分で作る事で、まだまだ、発見やチャレンジなどもあります。グレーのヌメ革にシンプルなワンストラップ。
〆の箔押しもいい感じです。

やります!

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お待たせしました!!
78日、22日に開催のサンダルワークショップの募集を開始しました!
つくるのは出来たてほやほや、写真の感じのサンダルです。私はスカーレットにしました。
足に合わせてつくるので、出来上がりはそれぞれの足によって変わるかもしれません。そこがまた手作りの面白いところ。
素材は国産のヌメ革を使いますので風合いの変化も楽しんでくださいね。
2日間で完成しちゃう予定なので、普段はなかなか通えない方もぜひチャレンジしてみてください! 詳細はEventのページにアップしました。
材料の準備と定員枠が少ないため、ご希望の方はお早めにお申し込みくださると助かります。

今年の夏は手作りサンダルを履いて涼しく過ごしましょう!!
 

BBQ&Party

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こちらは午後のBBQPartyのようすです。
今年で3回目を迎えましたが、意義のある会となりました。
友人やワークショップのメンバーやモノゴトに共感する方々が遠方からもお越しくださいました。 手作りの焼き菓子や料理ご近所さんの天然酵母のパン、ワインにオリーブオイル、可愛いトマトやケーキ、おかんの味といったお惣菜やはまぐりなどなど、たくさんの美味しい物に囲まれ、おかげさまで終始賑やかに楽しいパーティーとなりました。
用意した、生ビール19Lもキッシュやサラダなどの料理も全てなくなりました。やっぱり30人ほど集まるとすごいですね。楽しかったですし、私もパワーをもらいました。
最後の片付けまで、みなさん手伝ってくださって本当にありがとうございました。

小さくても、豊かに生きる、美意識をシェアする「場」
みんながほっと出来て、幸せを感じられるそういう空間づくりと、かつて暮らしがそうだったように、誰にでも暮らしに必要なモノが作れる、私はそういう事柄を伝え、共につくる活動をしていきたいと思います。
これからもよろしくお願いします。

Workshop

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日曜日、爽やかなお天気の中、日頃お世話になっている方々や、新たなつながりを想い、工房のOpen Day!を開きました。
こちらは「玉付きガマグチ」のワークショップの様子です。
プレッシャーをかけたので()、みんな真剣に黙々とやっていますね。
選んだ革に使い慣れないカナズチを使って穴を開け、好きなカラーの糸で手縫いで作りました。 参加者12名全員、無事当日にガマグチを完成する事が出来ました。
一緒に参加の人と革を組み合わせてコンビにしたり、スエードとスムースを組み合わせて使ったり、虹色カラーの糸で縫っていたのも可愛いかったな。器用な人が多くて毎回驚きです。 出来上がりは微妙にみんな違っていて、それぞれに楽しんでいただけたようです。
そろそろお腹が減ってきたので、次はBBQPartyの様子です。
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Open Day!

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毎年恒例になっています、工房の『Open Day!』
2012520日(日)に開催が決定しました!
今年の特別ワークショップは、みんな大好き、玉付きガマグチポーチを作ります!
先着順になりますのでご希望の方はお早めにお申し込みください。

また、同時開催で「BBQParty」も行います。ご家族お友達を誘っていつもの工房へお気軽に遊びにいらしてください。メンバーのみなさんはお気に入りの手作り靴を履いて来てくださいね!
楽しい時間を過ごせるよう色々と準備して、ご参加お待ちしていまーす!

Combi Desertboots

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つくり手、T.Iさん。
はじめての一足なのにステッチダウン製法で掬い縫いで仕上げました。
兎にも角にも、一足作ってみると靴づくりの作業工程が一通り分かるので、
次作からの作業には変化が出ると思います。

人はなぜモノを構築する事に喜びを感じるのか。
常に新しいモノゴトを追い求めるのか。
その理由はきっとたくさんあるのだろうけど、手を使って作る事は、人が純粋に楽しいと感じるコトガラなんだと思います。  それが生活に使えるモノだったら、ことの外喜ばしい事です。

次はだんなさんの靴づくり、頑張ってね!

Audrey.

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今日はホワイトデーですね。。。
ちょっと言ってみたかっただけです。
またさぼり気味になっていましたので、ワークショップで完成のクツ達の紹介に戻りまーす!
こちらはその名も「オードリー」。
オードリー・ヘップバーンが愛した靴のデザインです。
確かに、Vカットのデザインに控えめなストラップが上品な感じで、私も美しいラインを引こうと型紙は慎重になりました。
作ったのは木曜メンバーのS・Kさん。もう何足も作っているので、最近は忘れないようにノートを取りながら作ってくれています。黒のスエードを使い、ヒールは共革の巻きヒールにしました。 さっそく箔押し機も使っていますね!
色々と使いやすいデザインですので、かっこ良く履きこなしてください。

オードーリーと言えば、 亡くなる年のクリスマスイヴに、二人の息子ショーンとルカに読み聞かせた詩集があったそうです 。素敵なお話でしたので紹介します。
『忘れないでください。
年をとったら
自分にふたつ手があるということを。
ひとつは自分を助ける手。
そして、もうひとつは他人を助ける手。』

「夜くらす」始めます!

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ついに!
夜の靴作りワークショップを始める事を決意しました。
募集日は木曜日と土曜日、どちらも18302030のくらすです。
仕事が終わって、自分の時間を楽しみ、イキイキとした暮らしを手にしてください。
今まで夜は独り占めしていた工房を使い、みなさんと楽しい「場」にしていきたいと思います。

写真の靴はSくん初の手作り靴。
一枚甲のデザインは甲が高い人は履きにくく誰でも履けるデザインではないので、貴重な一足です。
たぶん家庭科の授業以来のミシンに苦戦しながら、持ち前の器用さを発揮して作り上げました!ご本人は気になる所もあるだろうけど、それも初めてじゃないと出来ない素晴らしさです。ぜひ次の靴に生かしてください。初めて自分の足にぴったりの靴を履いた感想はなかなかの物だったようです。
楽しくて、奥深~いクツ作りこれからも頑張ってください

箔押し機

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生徒さん&作品紹介はいったんお休みして。
今日は箔押し機のご紹介!
以前工房でお借りしていた箔押し機ですが、独立する際に訳あって揃える事が出来ず、探しても見つからず、私の技術では作るわけにもいかず、それ以来5年程ずーっと懲りずに探し続けていたのですが、、、
休日のある日、鎌倉に出かけた帰り道、ふと箔押し機のことが気になり、導かれるようにネットで調べた所、こちらの機械を見つけました。明くる日、すぐに注文してから届くまで数日でしたが、興奮して夜も眠れないほど楽しみにしていました。私って単純。
アメリカのビンテージで古いものですが、しっかりと焼印、箔押しをする事が出来ます。一緒に届いた取説には1950年と印刷されているのでその頃の物でしょうね。前のオーナーの方が大事に使っていた感じが分かります。
真ん中の写真がこの機械で押したゴシック体の活字です。(上が素押しで下がシルバーの泊押し)
あー、夢にまで見たこの活字が目前にあるなんて、幸せです!この機械を生かしてどんなモノを作ろうかワクワクしてます。
フォントも7種類あり、種類ごとに木のケースに仕切られて入っています。好きな字体を探して、名前でも好きな言葉でも組み込んで、想いを込めて作った自分だけのクツのピリオドにしてください。手作りの物のプレゼントに名前を入れてあげてもとっても喜んでもらえると思いますよ。
ゆずっていただいた方にはほんとに感謝です。大切に、長く使わせて頂きたいと思います。
 

Men’s

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ここからは数少ないメンズを紹介します!
こちらは、Sさん3足目の靴。といっても最初はお子さんのベビーシューズに、2足目はおくさまの靴だったのでご自分のクツとしては記念すべき1足目!ご家族思いですね。
バルモラルのウィングチップは顔とも言える部分なので、裁断はとても緊張しましたね。ミシンも丁寧に縫い、仕上げにつま先と踵部分をピカピカに磨き込んでいる時は、まるで想いを吹き込んでいるかのように見えました。
足に合わせてつくったクツのフィット感はどうだったでしょうか。
グレーのスーツに合わせて履かれるようです。大切に履いてくださいね。
完成おめでとうございました!

Bag of nubuck

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こちらはヌバックを使って手縫いでつくった鞄です。ワークショップが始まって以来のオールドメンバーのKさんが制作しました。小ぶりだけどマチが大きくて結構たっぶり入り、両サイドの大きなポケットも使い勝手が良さそうです。
私も鞄作りは素人ですので一緒に考えてつくってもらいました。初めてつくる場合は言われるがまま、という人もいますが、慣れてくるとじぶんで考えて手を動かす、いいくクセがついてきます。縫いにくい所もあったかと思いますが、サクサク縫って仕上げて来て見せていただきました。
さすがです!拘った、グラデーションの手縫い糸もかわいいですね。
Kさん、最近小物作りが多いので、次あたりは靴をつくってくれるかしら・・・なんて言いつつ、楽しくつくって有意義な時間を過ごせれば、どんな事でもいいんですけどね。

Cross Strap

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こちらも靴作り初体験のKさんの靴。
足にも色々トラブルのある方でしたので甲のしっかりおさまるデザインをお勧めしたのですが、
だからこそ既成靴では見つからない、丸ぐりのデザインにチャレンジする事になりました。
甲が薄く足が前へ前へと滑ってしまう点や、足の痛みを軽減する工夫を随所にしました。毎回話し合って、初めての靴だけどフィッティングモデルも一から作り直しました。
甲革はカーフ(生後6ヶ月未満の牛革)でも特にソフトな革を、裏は足あたりの良い馬革を使いました。ながーいストラップを真っ直ぐにミシンで縫うのにも苦戦しましたね。長い道のりでしたが無事にちゃんと履ける1足の完成です。

先週末、『靴と共に生きる、を、考える』トークセッションに行って来ました。
そこで、
手作り靴は既成靴の「負」を補っている
という言葉がとても印象に残りました。もちろん、日本の靴産業の中で軸になっているのは既成靴畑ですが、その一方その仕組みでは補えない身体性や責任、未来へと繋がる事柄とは、手作り靴で一人一人の足や暮らしを考えて作っていく手段でしか、なし得ないのだと思います。
このイベントはmogeworkshopのモゲさんとシューフィルの城さんのお二人が主催され、昨年末から恒例になっていますが、私も出来るだけ参加して、自分の手で頭でこれからの生き方、暮らし方を考えていきたいと思っています。

Gray Moccasin

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ワークショップで出来上がった靴&クルーの方達を紹介します。
こちらは昨年出来上がったモカシンを作ったTさん。UP遅くなってごめんなさい。
ここまでベーシックなモカシンを教室で作った人って初めてかもしれません。
いつも楽しい会話でいいムードメーカーのTさんは足や靴の事もよくご存知なので、スムーズに進みました。とっても器用で丁寧だし、初めて作った靴なのにほぼ完璧ですね。スエード革なのに甲革にしっかり×印を付けてた以外は。ですが、、、
記念すべき1足目の完成となりました!
次に制作しているブーツも、カッコ良く作ってくださいね。

スエードやヌバック、素上げの革などは銀ペンでもなかなか消えませんので、初めて作っている人はご注意を!

壊れたワニ

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年末、靴作りにとっても大切な道具であるワニを、不注意で壊してしまいました。
忘れもしない、雨で風も強い日でした。片付けをしている最中、突風が吹いた瞬間、気を取られ道具の入ったカゴ丸ごとコンクリートの床にぶちまけてしまいました。壊れていないかひとつひとつ道具を確認して、最後にとった私専用のワニの口先1cm程がかけているじゃないですか。

泣きました。久しぶりに。大人泣き。
今までの靴作りの人生が走馬灯のように思い出され、言葉を失いました。
というのも、この道具を日本で作っている職人さんがもういないので、買えないんです。さらにひとつひとつ形も違うし握り具合とか摘み具合など千差万別で手慣れたワニがあると他のはどうも使いにくくてしょうがないんです。なんとか靴作り仲間やお世話になっている職人さんに聞き、道具屋さんにも聞きました。どのお店も、「今は作る人がいないから無理」とのこと。
昔は目立ての職人さんまでいたぐらいなのに今では修理はほとんど出来ないそうです。
あきらめかけていた頃、浅草の一軒の道具屋さんが溶接を引き受けてくれ、お願いすることができました。一番左がその『Myワニ』です。早速つり込みをして、普通に使う事が出来ました。
助けてくださったみなさんに感謝です。
これからは本当に気をつけます!

横浜では何軒かあった靴の資材屋さんは今では1軒。木のヒールを作っている専門の工場まであったそうです。浅草まで行かなくても横浜で何でも揃った時代があったなんて考えられませんが、これからは浅草でも手に入らない物まで出て来るかもしれません。靴作りを続けている一人として、既成靴製造に関わる雇用の問題が騒がれる中、日本の靴産業も淘汰してこれからを考えていかなければならないなと思いました。

New Year Greetings

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明けましておめでとうございます。

2012年がみなさんに幸せな年となりますようお祈りいたします。

昨年はたくさんの方々に支えられ、新しい取り組みが出来た一年となりました。

私達の生活に今、必要とされるコトガラは何か。
暮らしの在り方、社会との関わり方、人と人との繋がりなど、日々考えをめぐらせて純粋に「いいな。」と感じるコトガラを探求して、みんなに笑顔がたくさん生まれるような場を創っていきたいと思います。
教えられる事ばかりですが、今年もまたよろしくお願いします!

(写真は昨年の靴作りで残った革の端切れを使い作った新年のあいさつカードです)