Mother’s Bag


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時近くして、共に母となった彫金作家の友人とマザーズバックをつくりました。

せっかくだから、お互いの手仕事を生かしてつくろうと、まずはデザインと機能の話し合いから始まったのが昨年の秋でした。
母としてはほんのちょっと先輩の彼女と子供を抱きながらでも大きくて使い易いバックを、サイズや軽さ、肩への掛け易さや口の閉じ方など、何度も何度もスケッチを描いては意見を出し合い、試作も重ね、今こうしてカタチになりました。妥協をしないデザインの真剣な話し合いでは、10代で共にアートスクールで学び、お互いに励まし合って苦難を乗り越えたあの頃にすんなりと戻りました。
表革はバッファローのカーフを使い裏生地はリネン&コットン、革を全面に使用しているのにとても軽い仕上がりになりました。取っ手の補強になるアイレットは繊細なパンジーの花々が華やかに咲き、バックに彩りをプラスしてくれています。アイレットや底鋲など使用した金具はすべて真鍮ですので、革の艶とともに経年による変化も楽しみです。

私はディープグリーン、彼女はクラシックなマットブラック。
一人のデザインでは生まれない二人の特別なバックになりました。出来上がったアイレットとバックにはそれぞれ「HansABO and RALA」と刻印を入れました。
いつか子供が大きくなり、手が離れた頃もなお、使い続けられたら嬉しいです。

今回コラボした友人の「rala 花の宝飾店」はこちら

みんなのアイレットもカタチになったらお知らせください!