前向きなお別れ

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教室を初めて約二年が経ち、初めて工房を離れる人が出ました。

キクさんはこの場所で二年間、毎週末には靴づくりに工房に通っていました。
こうして毎週毎週、お互いに顔を合わせているとその時間はいつの間にか普段の生活の一部になっていましたので少しさみしい気持ちはありますが、これは『前向き』な卒業となります。

というのは、前々から靴づくりを仕事にしたいと考えていた彼女は、今年の4月から私が手ほどきを受けた靴の学校へ、本格的に仕事にする技術を学びに通う事になったのです。
仕事を持ちながら、自分の生き方を模索し、実践して行く事は大変な事も多いですが、そこから得るものはこれからの生活にとても大きな意義のあるものだと思います。

私が靴づくりを初めて間もない頃、偶然出席した食事会でお会いして以来、何かと縁の深い彼女ですので
これからは同じ手づくり靴を通して
良い関わりが続いていけばいいなと思います。
また一年後、元気な姿でお会い出来るのを楽しみにしています。