デザインパンプス

Pasted Graphic 178
寒い日が続いてますね。
お家のお気に入りのスペースで通販雑誌を何気なく見ていると、革のお財布が載っていました。大量生産だとどうしてこんなに物が安く作れるのだろうかといつも思いますが、ひとつ発見です!
財布の素材表記を見てみると「牛床革」と記されています。ふつうの人なら、牛革なんだな。革ならいいかな。と思うでしょう。でも床革って、厚い革を漉いて、表面の銀付き革は別に使用し、余った下層の革の事。工房では木型の補正や踵の芯(既成靴には床革すら使いません。)につかっている部分なのです。それを樹脂塗料やエンボス加工をして銀付き革のように見せかけた素材で安価に生産され販売されているんですね。革製品に限らず消費者には分からないこんな事ってたくさんあるんでしょうね。
その点、自分で素材を選び丸ごと自分の手でつくったモノ達は裏切りません。写真のKさんが初めて作った靴も良い出来栄え毎日履いているようです。最初は本当にちゃんと履ける靴が出来るのか終始心配だったようですが、完成が近づく頃には、愛着がわき、自分の手で作る喜びと楽しさを感じてもらえたようです。
自分でつくったモノを日々の道具として使っていく事の心地よさをたくさんの人に知ってもえるといいな。