大掃除&おでんの会

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今年もあっという間に12月がやって来ました。途中産休を頂いていた期間があったので、例年よりもさらに一年が早く感じられています。この間やったばかりのような気がするのは私だけかも知れませんが、今年も年内最後のワークショップの後は、メンバーに手伝って頂き工房の「大掃除&おでんを囲む会」を行います。
12/27土曜日、午後くらす後の16時から行いますので(夜くらすは休み)、振り替えたりプラス受講して午後のくらすに参加する事も出来ますし、おでんの会のみの参加もokです。年内最後の〆という意味もありますが、なかなか顔を合わせない他のくらすのメンバーと話をする機会にもなりますので、ぜひぜひご参加ください。準備がありますので希望者はお知らせくださいね。

写真は、いよいよ今月から始まった、パターンメイキング/クラスワークでの1コマ。
いつものワークショップより集中、そして少し無口になります。通常くらすのメンバーと同時進行なのですが、ちょと空気感が変わって上手く共存していました。工房の新しい「姿」を見れた気がして、これからのクラスワークが楽しみです。

pattern making

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靴を作って履くという暮らしが当たり前になりつつあるいま、専門性が求められていた型紙ですら自分の手で作りたいと言う人が増えて来ました。
これまで難しいと思っていた事も、特別な事としてでは無く、平たく、誰でも可能な技術として手ほどき出来れば、より一層の手作り靴のある暮らしの発展に繋がるはず。
私もそうであったように、モノを自発自在にカタチに出来るようになると、心も頭も気持ちが良いものです。
工房で靴作りの経験があればどなたでも参加出来ますのでぜひ気軽に始めてみてください。初回くらすは126日土曜日の夜スタート、その後も随時参加可能です。これからの手作り靴の在り方に期待を込めて、参加希望者待ってます!
詳細はこちらclasswork

Short film

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映像作家の小高雄平さんにHansABO靴の注文/靴の教室のショートフィルムを制作していただきました。
素朴で美しい映像で、ありのままの工房の様子を映してくださいました。しーんと静かな中の靴作りの音と、リズムの良い手仕事。楽しい会話の中から生まれる幸せなモノたち。すべて小高さんの人柄がそのまま作品に込められているような気がします。

見ていただけたら、きっとあなたもモノづくりの良さを感じるはずです。

静かでどこかあたたかい気持ちになるような素敵な映像を、ぜひご覧ください。


HansABO / Handmade shoes  Short film
http://vimeo.com/m/111529318

小高雄平/作品サイト
http://yuheikodaka.com

Calf

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バッファローのカーフとヘアカーフをパーツ使いしてブーツをつくりました。
そろそろ冬のコートとともに活躍してくれそうです

先日は久しぶりに浅草へ革の仕入れと道具の買い足しなどに出かけました。
最近では足を運ばなくても、殆どの靴作りの材料は仕入れる事が出来るようになりましたが、やっぱり実際に見て、人と対話して購入する事って大事だなと思いました。
息子を預けて行ったので、限られた時間でしたが、革屋さん、ミシン屋さん、道具屋さんや金具屋さん、それからご無沙汰しているお店へ顔を出しに行ったりして、良い刺激を受けて帰って来ました。
勉強になった事もあり、今回の仕入れではヨーロッパの革を見て来ましたが、国によって革の分類の基準が違う事を初めて知りました。
これは革が好きな方ならご存知かと思いますが、日本ではカーフと言えば生後6ヶ月未満の子牛の革を言い、キップは2歳まで、それより大きな革をステアやカウと言いますが、これはアメリカと同じ定義だそうで。
このカーフの基準を靴産業のメッカのイタリアでは革の大きさで分類し約90デシ以下のもの、ドイツでは牛の栄養をミルクだけのものを示すそうです。草を食べたらもうカーフじゃなくなっちゃうそうです。なので購入する際はカーフと言っても様々、異なるんですね。
ミシン屋さんでは前々から気になっていた糸調子の事や、ならではの裏技、その他の機材の事等も聞く事が出来てありがたかったです。

こうして10年以上通っていると久しぶりでも顔になじみがあり嬉しいものです。何でも手軽に簡単に手元に届く時代ですが、変わらずに大事な事があるはず、、、一足一足、対話しながらその人の足のために靴を作る事と同じ、人との繋がりを感じました。
今回の仕入れで、作るのがワクワクしそうな、良い革や材料が入りましたので、何を作ろうか考えるのが楽しみですね。

FMヨコハマ


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横浜で輝いている女性を紹介するという主旨で、FMヨコハマのラジオインタビュー取材を受けました。 オンエアは11/17月曜日の1350分~14時です。
靴職人としての仕事やワークショップの事、プライベートな事などお話して来ましたので都合のいい人は聴いてください。
アナウンサーの桐島瑞希さんと収録の様子を撮影していただきました。
 
 放送局:FMヨコハマ
番組名:E-ne!~good for you~内コーナー「ファンケルヨコハマなでしこ」
放送時間:毎週月曜日午後1時50分~午後2
インタビュアー:桐島瑞希

こちらのブログでも紹介してくださるそうです!
http://blog.fmyokohama.jp/nadeshiko/

ふたりのくつ

[お知らせ]
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木曜日夜くらすのWS開始時間が11月より変更となりました。19時から21時までになりますのでお仕事帰りのご参加もお待ちしています。

今年の初めまでワークショップに通っていたNさん、おめでたく結婚をして、やきものの町名古屋へ引っ越した彼女から写真が届きました。
二人の幸せな暮らしが想われる素敵な靴の写真です。工房に来ている間に作った彼女の靴と優しいだんなさんの靴。ピカピカに手入れされ、どちらも大切に履いている感じが伝わります。
物を大事に使うってこういう事だよな、って思わされます。物で溢れる時代に何が必要で大切か常々考えますが、暮らしに寄り添う手づくり靴は、心も体も喜んで気持ちが良いものです。出来るだけ長く大事に使いたいと思う気持ちは、自分の手で作ったり、作ってくれた人の気持ちを感じるからなんですね。

少し遠くへ行ってしまったNさんですが、またいつでも工房へ作りに来てくださいね!
日に日に寒くなって来ましたが、みんなの心のよりどころであるように、ほっこり温めておきます。

パタパタ長財布

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一枚の革を面白い形に裁断して、パタパタと折り畳んで少し縫えば出来上がる、かんたん長財布をつくりました。前々から作りたかったお財布がようやくカタチに。今まで使っていた物がだいぶくたびれて来ていたので良いきっかけになりました。
革の良さはもちろんですが、手の込んだがパンジーの金具がいっそう引き立ててくれます。早速愛用していて、使い心地はまずまず。私は小ぶりにしたかったのでお札ぴったりサイズで作りましたが、たくさん入れる人は少し大きくしてもいいかなと、後はワークショップで自分たちの使い易いように進化していってくれるといいです。

もうひとつ、なかなか出来ずにいた事ですが、手作りのクツとモノたちとオーダーメイドのベビーシューズの写真を60枚ほどアップしました。ひとつひとつ見ていくと、みんなそれぞれの想いが浮かんでどれも物語があり、たくさん語れるモノばかりです。つくづく色々なモノを作っている靴工房だなーと思いました。

見ているだけでも楽しいみんなの靴、ぜひどうぞ。

mirea vol.48

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街を彩るヒト・モノ・コトをつなぐ「ミレア」という、横浜・みなとみらいMagazineカタチあるモノのコラムvol.26に手づくり靴の工房を載せていただきました。

工房は横浜といっても、少し離れた洋光台にありますが、取材に来られた編集部の方自身が靴作りに興味を持っていただき、はるばるお越しいただいた事で今回の記事の掲載となりました。取材では、何を話そうなんて考えなくても、靴づくりやワークショップへの想いがたくさんあり伝えたい事が多過ぎて、言葉が止まりませんでした。

横浜からみなとみらい、関内、元町辺りで配布のフリーマガジンですので、見かけた方はお手に取ってみてください。
mireawebページでは本誌には載っていないインタヴュー等も掲載されていますので、靴づくりに興味のある方はこちらからどうぞご覧ください。

Slow small arket

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毎月、第3土曜日に開催している「小さな市」
8月は栗木神社のお神輿と同時に日曜日に賑やかに行われました。
手作りの美味しい・楽しい・素敵なモノ・コトを集めた名前どおり、ほんとに小さな市です。

天然酵母パンをはじめ、地元の無農薬お野菜、革布雑貨、焼き菓子、シルバーアクセサリーやその他の手作り品の販売や、アロマや体験ワークショップなど、回を重ねるごとに出店希望者が増えたり、地域の方々から少遠くの方へと広がりが出てきたようです。
普段は物販をしていない、HansABOは月に一回のこの市でだけ、革小物の販売で参加させていただいています!

今回の参加メンバーの方からのお話で「普段はガラ~ンとしている神社なのに、栗木を背負った氏子さんたちがたくさん集まり、祭りや神輿のために散っていた地域の仲間が集まって「地元愛」のある地域なのだなぁ・・・と感じました。」と言われ、当たり前のように暮らしていると忘れがちですな地域の繋がりの大切さを感じました。
また自分も地元が好きだという事を思い出せ、参加していて良かったと思いました。

次回の小さな市は、920日土曜日に開催です。
ぜひ一度遊びに来てください!

Mother’s Bag


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時近くして、共に母となった彫金作家の友人とマザーズバックをつくりました。

せっかくだから、お互いの手仕事を生かしてつくろうと、まずはデザインと機能の話し合いから始まったのが昨年の秋でした。
母としてはほんのちょっと先輩の彼女と子供を抱きながらでも大きくて使い易いバックを、サイズや軽さ、肩への掛け易さや口の閉じ方など、何度も何度もスケッチを描いては意見を出し合い、試作も重ね、今こうしてカタチになりました。妥協をしないデザインの真剣な話し合いでは、10代で共にアートスクールで学び、お互いに励まし合って苦難を乗り越えたあの頃にすんなりと戻りました。
表革はバッファローのカーフを使い裏生地はリネン&コットン、革を全面に使用しているのにとても軽い仕上がりになりました。取っ手の補強になるアイレットは繊細なパンジーの花々が華やかに咲き、バックに彩りをプラスしてくれています。アイレットや底鋲など使用した金具はすべて真鍮ですので、革の艶とともに経年による変化も楽しみです。

私はディープグリーン、彼女はクラシックなマットブラック。
一人のデザインでは生まれない二人の特別なバックになりました。出来上がったアイレットとバックにはそれぞれ「HansABO and RALA」と刻印を入れました。
いつか子供が大きくなり、手が離れた頃もなお、使い続けられたら嬉しいです。

今回コラボした友人の「rala 花の宝飾店」はこちら

みんなのアイレットもカタチになったらお知らせください!